1月28日(月曜日)のブログで、西武鉄道株式会社の新型特急車両「Laview(ラビュー)」を取り上げましたが、今回は、東武鉄道株式会社の「池袋・川越アートトレイン」の御紹介です。
「池袋・川越アートトレイン」は、2月12日(火曜日)から運行されている新しいラッピング車両です。東武鉄道と、東武東上線の起点である池袋駅がある東京都豊島区、そして東武東上線の主要観光地である川越市の3者の観光連携をより強化するため、「アートの力」を活用したそうです。
豊島区は「2019年東アジア文化都市」に選定されるなど、国際アート・カルチャー都市を標榜して新たなまちづくりを進めておられます。
アートトレインは、豊島区の推薦を得て起用された注目の若手画家である古家野 雄紀(こやの ゆうき)氏が川越をテーマにした日本画を書き下ろし、10両編成の車両一面にラッピングしたものです。日本画であることを感じさせないグラフィカルでコミカルな作風によって、川越の四季や魅力ある風景が彩り鮮やかに描かれ、とても華やかな印象です。川越を訪れる外国人観光客が増える中で、このアートトレインは非常に目を引くのではないでしょうか。
東武鉄道ではこの取組を契機として、「川越に彩りを加える」というテーマの下、東上線のPRと沿線価値向上を進めていくそうです。
3月16日(土曜日)からは特急料金不要の「川越特急」を設定し、これまでは早くても30分程度かかっていた池袋駅と川越駅を最速26分で結びます。「池袋・川越アートトレイン」もこの川越特急として運行されるということですから、川越までアクセスしやすくなる上に、車両自体も魅力的になります。
このように鉄道各社が埼玉県内に魅力ある列車を走らせることで観光客が増え、川越や秩父方面はもとより、県内全体が更に活気付くよう大いに期待しています。