最近、いろいろなところで「子ども食堂」が話題になっています。子ども食堂の位置付けも、単にお腹を空かしている子供に食事を提供するということだけではなく、子供の居場所として、場合によってはそこが学びの場になったり、あるいは子ども食堂を応援する人たちの連携の場であったりと、様々な発展をしています。

そうした中、面白い動きが一つありました。埼玉県と包括的連携協定を結んでいるコンビニチェーンの株式会社ファミリーマートが、協定締結10周年を記念して県内の小手指店(所沢市)、さいたま盆栽町店(さいたま市)、富士見針ヶ谷二丁目店(富士見市)の3店舗において子ども食堂を実施することになりました。
都内と横浜市内の2か所の直営店舗で試行した結果を踏まえ、フランチャイズ店舗においてオーナーが主体的に実施するものです。コンビニのフランチャイズ店舗で子ども食堂を実施するのは全国で初めてです。

みんなで食事をするだけでなく、店舗のバックヤードに入る「お店探検」や「レジ打ち体験」など、工夫を凝らして様々な体験の機会も提供するそうです。
今月9日(日曜日)に先んじて実施した小手指店では、子供7人、大人3人の合わせて10人が参加し盛況だったと聞きました。さいたま盆栽町店は今月15日(土曜日)(参加申込み締切り済み)、富士見針ヶ谷二丁目店では来年1月に実施する予定だそうです。

県では福祉部がファミリーマートと地元市や市社会福祉協議会との連携のつなぎ役を担いました。今後は、地域内の子ども食堂同士のネットワークに参画してもらうなど、地域連携を深めることでより一層活動が充実していくものと期待しています。さらに、こうした取組を県民の皆様に知っていただけるようSNSによる発信などの広報活動も行ってまいります。

今後、こうしたコンビニでの子ども食堂がどんな展開になるのか、大変楽しみです。

問い合わせ先
ファミリーマート子ども食堂事務局(平日9時から17時まで)
電話:048-822-1209