埼玉県では、「人生100年時代を楽しむ」×「地域デビュー」と銘打った川柳コンテストを行いました。
大人部門(高校生以上)のお題は、「アクティブシニアの楽しい地域デビュー」と「”人生100年”を楽しむ方法」。
こども部門(小・中学生)のお題は「まわりのおじいちゃんやおばあちゃんとの絆」と「楽しく元気に暮らしているおじいちゃんやおばあちゃん」です。
約2か月にわたって川柳を募集しました。
その結果、県内の2,500人から8,012句の応募があり、その中から大人・こどもの各部門ごとに、最優秀賞1句、優秀賞2句、特別賞2句、佳作10句、の15句(計30句)を選びました。
いくつか御紹介します。

まず、大人部門の最優秀賞は
「地域デビュー ゆとりと経験 二刀流」
大谷 翔平(おおたに しょうへい)選手の二刀流のイメージでしょうか。

次に優秀賞は
「チャレンジと 冒険心に 定年無し」
「長生きし 孫と語らう 知恵比べ」
の2点です。

私は佳作でひとつ気に入ったものがありました。
「我が日課 外回りから 見回りへ」
いいですね。

続いてこども部門の最優秀賞です。
「杖置いて 卓球したら はんぱない」
元気なおじいちゃんかおばあちゃん、昔取った杵柄(きねづか)でしょうか。

次に優秀賞は
「腕相撲 じいちゃん僕より ムキになり」
ううむ。若い者に負けてたまるかと気合も入ります。
「かたかして よろこぶそぼの つえがわり」
正に孫とのスキンシップがうれしくて仕方がなかったのでしょうね。

私が気に入っているのは佳作となった
「今日も行く 私は部活 祖母はジム」
スポーツジムで一番多いのは70歳代と聞きますので、まさしくそのとおりなのでしょう。
最後にもう1句。
「ママおこる わたしのにげば おばあちゃん」
どこでもおじいちゃんおばあちゃんは孫には甘いですから。いいですね。

川柳コンテストの最優秀賞、優秀賞、佳作を御紹介しました。お楽しみいただけましたでしょうか。