埼玉県では、主に小学生を対象に本県の産業や文化、自然など県の魅力を知ってもらい、埼玉への郷土愛を育んでもらうことを目的に「埼玉県のひみつ」という本を制作しました。この本の制作に当たっては、県が株式会社学研パブリッシングに委託して制作し、学研の学習漫画「まんがでよくわかるシリーズ」の地域のひみつ編の第1弾として今年1月に発刊したものです。県がその本を小学校の図書室や公立図書館に無償で配布したほか、パソコンやスマートフォンからも無料の電子書籍として一般に公開したところでありました。
この「埼玉県のひみつ」が意外に好評で、県民の皆さんから「一般販売はしないのか」といった声をいただきました。また、学研からも「書店で十分売れる」という反応がありました。そこで、埼玉県と彩の国さいたま魅力づくり推進協議会が発行元になって、県内の主要書店やアマゾンなどのネット販売店で7月23日から販売を開始することになりました。販売価格は1,080円(税込み)で、当面5,000部の販売を予定しています。
いずれにしても、当初小学生向けに制作、配布した「埼玉県のひみつ」が予想外の反響を呼び、関係者の間で話題になっております。「埼玉県のひみつ」は、埼玉県の特色や良さを豊富な写真や漫画の中の少年少女の会話を通じて、自然に理解できるというストーリーです。静かにヒットをし、そして具体的に学研としても書店で販売すれば売れるというニーズを掴(つか)んでいるわけですので嬉(うれ)しいことです。これから書店でもっと売れて、更に増刷されることを望むところです。