秩父市に「みやのかわ」という商店街があります。みやのかわ商店街では、偶数月第3土曜日の夜7時から各商店が様々な企画を催すナイトバザールを開催しています。このナイトバザールが10月21日(土曜日)に開催される第277回をもって、30周年を迎えることになりました。

ナイトバザールの仕掛け人は、島田 憲一(しまだ けんいち)さんといって、現在は秩父商工会議所の副会頭をなさっておられます。長く「みやのかわ商店街」を引っ張ってこられた方で、今は第一線から退き、大所高所から指導されています。

私が衆議院議員候補者だった当時、自分を支持してくださる各地の商工会青年部のメンバーが「秩父に行って、ナイトバザールを見学するんだ。」と言っていました。その後、実際に多くのメンバーが、地元で同じようにナイトバザールを始めました。ただ、どこもあまり長く続かなかったようです。

全国からみやのかわのナイトバザールを見学に来ています。島田さんに言わせれば、「全国から人々が集まることで、みやのかわ商店街がもうけたわけじゃないが、周りのホテルや旅館は間違いなく潤ったはずだ。」とのことです。「いかにも」と私も思っております。
今、官制版の地方創生の話はたくさんありますが、正に「民」による地方創生は、この秩父市のみやのかわ商店街が30年前からしっかりやっていたということを知っていただきたいと思います。

秩父エリアは豊かな自然や伝統文化などがある良いところですから、商店や商業関係に何らかの形で携わっている方々は、秩父エリアの観光も兼ねて、一度、みやのかわ商店街のナイトバザールに行かれたらいかがでしょうか。