平成28年の大相撲9月場所で幕内全勝優勝を果たした豪栄道豪太郎(ごうえいどう ごうたろう)関を県庁にお迎えし、「彩の国スポーツ功労賞」と「埼玉県体育賞会長特別賞」を贈呈させていただきました。埼玉栄高校時代の恩師であり、現在も相撲部監督でいらっしゃる山田道紀(やまだ みちのり)さんにも御同席いただきました。

豪栄道関は大阪府寝屋川市の御出身ですが、埼玉栄高校に進学し、3年生の時の高校総体では高校横綱に輝いています。また、平成16年の彩の国まごころ国体では、埼玉県代表選手として個人戦2連覇を達成するとともに、団体戦3連覇にも貢献されました。その後、境川(さかいがわ)部屋に入門して、平成17年に初土俵を踏み、平成26年に大関に昇進されました。けがもあり本来の力をなかなか発揮できない時期が続きましたが、そうした困難を克服されて豪栄道関らしい持ち前の押しの強い相撲が復活したわけです。

日本人力士の全勝優勝は平成8年の貴乃花(たかのはな)関以来20年ぶりということであります。次の11月場所で優勝すれば横綱昇進の可能性大ですので、相撲ファンの期待は高まるばかりです。私も埼玉栄高校出身の横綱・豪栄道として、長くその栄誉がたたえられるのではないかと大変期待をしております。