北里大学特別栄誉教授の大村智(おおむら さとし)先生が医学生理学の分野でノーベル賞を受賞されたニュースを聞いて、大変うれしく思いました。大村先生の業績やお人柄は多くの報道がなされておりますので、このブログでは私と大村先生との出会いを中心に書きたいと思います。

大村先生とは私が敬愛している故・田中角栄総理の秘書だった朝賀昭(あさか あきら)さんから御紹介いただいて、ちょうど北本市に北里大学メディカルセンターを設立する話があったときに、初めてお目にかかりました。

当時、大村先生は確か北里研究所の所長を務めておられました。北本市が私の衆議院議員の選挙区ということで、設立に向けた署名運動などに協力させていただきました。私の支持者を中心に署名活動をお手伝いし、かなり多くの署名を集めることができたことを覚えています。そのことで、大村先生には大変喜んでいただき、以来、若干のお付き合いをさせていただきました。

なお、北里大学メディカルセンターは、御自身の抗生物質研究の特許料を基に開設され、また、美術に造詣の深い大村先生は御自身の絵画コレクションを寄贈され、院内の壁や病室などに多くの絵画を展示されるなど患者や地域住民の方々に親しまれております。

知事になって間もない頃、大村先生が県庁に来られました。「実は岩槻にある開智学園の応援をしてるんだ。」という話をされていました。今では、大村先生が名誉学園長を務める開智学園グループは、卒業するときの生徒のレベルが高く、東京大学にかなりの人数が進学することで評価されています。

大村先生は本業以外のところでも、いろいろ御活躍されていたことを今、改めて思い出した次第です。いずれにしても、元々、大村先生を紹介していただいた朝賀昭さんと、昨日の朝一番に連絡を取り合って、二人で喜んだところでありました。

とにかく、2000年以降、これで日本の自然科学部門、いわゆる医学生理学、物理学、化学の三分野では15人目のノーベル賞が出ました。日本はアメリカに次いで2番目の自然科学部門の受賞者数を誇っています。やはり日本の自然科学分野における研究開発力というものは極めて優秀です。これがビジネスの世界にもつながって、日本の稼ぐ力にもつながれば、更にいいなと思うところです。

このブログを書いている時、埼玉県出身で埼玉県在住の梶田隆章(かじた たかあき)先生のノーベル物理学賞受賞のニュースが飛び込んできました(自然科学部門16人目)。大村先生とあわせ、正に盆と正月がいっぺんに来た思いです。