2月4日(木曜日)に埼玉県老人クラブ連合会の会長であり、川口市老人クラブ連合会の会長でもいらっしゃる高橋義一(たかはし ぎいち)さんをはじめ、川口市老人クラブ連合会女性部会と川口市さしまスローライフの皆さんが県庁にお越しになりました。訪問の目的は、昨年10月に静岡県で開催された第44回全国老人クラブ大会の第3部会「演じる活動」、いわゆる舞台発表部門において川口市老人クラブ連合会女性部会と川口市さしまスローライフの合同チームが金賞を受賞されたという御報告でした。

 晴れやかな着物を着て、川口で有名な「たたら流し踊り」や「エコファッションショー」を舞台で演じられている写真を見せていただきました。ずいぶん美しい衣装でしたので、相当高価なものだったのではないかというようなことをお聞きしましたところ、何とそれは新聞紙で作られた衣装とのことでした。大変驚きました。
新聞紙というと文字がいっぱい書いてあって、全体が黒ずんだイメージがありますが、青やオレンジ、黄色、赤など彩り豊かな衣装でしたので、「本当に新聞紙ですか?」ということを繰り返し尋ねましたところ「本当です。」というお答えでした。確かに言われてみれば、新聞も広告欄などを見ると、航空会社の広告であれば青い空に飛行機があったり、青い海が全面に印刷されています。そうしたカラー刷りの紙面を集めて、青、赤、黄色など、きれいな色合いで着物や袴、羽織を作られたそうです。
遠くから見る舞台衣装は、とても新聞紙で作られているとは思えないような出来映えでした。全国老人クラブ大会でも、多分多くの方々はその材料が新聞紙であるということを聞いてびっくりしたのではなかろうかと想像いたしました。

 ともあれ、新聞紙で衣装を作るアイディアのすばらしさと、丁寧に新聞紙をつなぎ合わせながら衣装を作る根気強さ、そして大変手間暇がかかる作業をメンバーの皆さんが一致協力して見事な出来映えの衣装に仕上げたということが高く評価されたのではないかと思います。
高橋会長をはじめメンバーの皆さんたちの生き生きとしたお姿や話しぶりにも感動いたしました。