県立熊谷農業高等学校で飼育されているスズムシが、毎年、天皇皇后両陛下、皇太子同妃両殿下、秋篠宮同妃両殿下に献上されているのを御存じでしょうか。

 今年も9月10日の木曜日に同校の生徒6名、教員2名を含む関係者11名が宮内庁、そして東宮御所、秋篠宮邸に参上してスズムシを献上しました。実は今年で52回目のスズムシ献上とのことです。

 有り難いことに、県庁にもこの飼育されたスズムシを届けていただいております。知事室以外にも両副知事、知事室長、教育長の執務室などにも届けられています。スズムシは日中の明るい時間にはあまり鳴きませんが、夕方暗くなってくると鳴き始めます。あるいは雨の日で暗かったりしても声が聞こえてきます。なかなか風情があっていいものです。

 昭和39年、現在の皇太子殿下が4歳の頃、昆虫に大変興味をお持ちになられていたため、皇室とつながりの深い学習院大学から同校に打診があり献上したことが、そもそものきっかけだったそうです。それから52年にわたって献上されているということですから、同校にとっては大変名誉なことだと思います。

 皇室に「生きた動物」を献上している学校は全国で同校だけだそうです。生徒の皆さんたちは9月の献上に間に合うように、夏休みを返上してスズムシを育てているそうです。自分たちの思いが天皇皇后両陛下や皇太子同妃両殿下、秋篠宮同妃両殿下に伝わっていると感じながら卒業できる、生徒の皆さんたちはそういう喜びを感じられているのではないかと思います。

※知事室のスズムシの鳴き声(mp3ファイル:580KB)