東京2020オリンピックの県内での事前トレーニングキャンプがまた一つ決まりました。相手国は南米大陸の北部に位置し、コーヒーの産地としても知られるコロンビア共和国です。

11月26日(月曜日)、コロンビアオリンピック委員会と埼玉県、加須市、学校法人佐藤栄学園の4者で、事前トレーニングキャンプに関する協定書の締結式を行いました。コロンビアオリンピックチームは加須市内の平成国際大学と花咲徳栄高等学校を拠点に、陸上、柔道、ウエイトリフティング、サッカーなど6種目のトレーニングを行う予定です。

締結式の当日は、シロ・ソラーノコロンビアオリンピック委員会事務総長のほか、ホセ・ルイス・エチェベリ副会長とアレハンドロ・ポサダ駐日コロンビア大使館臨時代理大使にも参加いただきました。
さらにレセプションでは駐日コロンビア大使館の御厚意により、コロンビア料理『エンパナーダ』が振る舞われました。日本の料理に例えれば揚げ餃子という感じでしょうか。味付けした挽き肉などを小麦粉の生地に包んで揚げたもので、とてもおいしくビールのおつまみにピッタリというものでした。

既にウエイトリフティングチームやユース世代の女子ラグビーチームが、加須市内の小学校・高校の皆さんと交流を深めています。琴や茶道などの日本文化に触れる機会を得て、コロンビアの選手や関係者の皆さんは大喜びされていたそうです。また日本の児童・生徒の皆さんも国際的な親善交流を行えたことを大変喜んでいます。正にオリンピックが目指す理念の一つである国際交流の原点がそこにはあります。

このように、埼玉県内で次から次に事前トレーニングキャンプの実施が決まってきています。
いよいよ、年が明ければ東京2020オリンピック・パラリンピックも『来年』の話になります。近づくにつれ、どんどん楽しみが広がりますね。