3月27日(火曜日)の読売新聞に、秩父市にあるベンチャーウイスキーの「イチローズモルト&グレーン・リミテッド・エディション ジャパニーズ・ブレンデッド・ウイスキー」が、英国の品評会「ワールド・ウイスキー・アワード」のブレンデッドウイスキーの部門で世界最高賞に選ばれたという記事が掲載されていました。
イチローズモルトは昨年、別の種類のウイスキーがモルトウイスキーの部門で世界最高賞に選ばれており、2年連続の受賞です。

品評会は、英国でウイスキー雑誌「ウイスキーマガジン」を発行するパラグラフ・パブリッシング社が主催し、世界各国から550銘柄が14部門にエントリーしました。
今回受賞したウイスキーは、大麦を主原料としたモルトと大麦以外の穀物から造るグレーンを掛け合わせた「ブレンデッド」で、限定版として3月下旬から発売されています。

ベンチャーウイスキーの肥土 伊知郎(あくと いちろう)社長は「昨年は原酒の素質、今年はブレンドの技術力がそれぞれ評価され、ようやくウイスキーメーカーとして一人前とみてもらえるようになった。」とお話をされているようです。決して半人前では受賞できないすばらしい賞ですので、大変謙虚な発言だと思います。

言葉遊びのような感じですが、バーテンダーの世界では「1にイチローズモルト、2にニッカ、3にサントリー」という言葉があるそうです。埼玉県のウイスキーが世界に通用するウイスキーであるということを証明し、アピールしていただいたことを大変ありがたく思います。

秩父は観光資源の宝庫ですが、ウイスキー、お酒、ワインにおいても決して日本のどこにも負けていない、ということを改めて発信したいと思います。