俳優の松村 凌太郎(まつむら りょうたろう)さんのツイッターがNHKに取り上げられ話題となりました。百聞は一見に如かず、まずは紹介したいと思います。

電車に乗ってた。

優先席にヤンキー風な人が座ってた。

杖(つえ)をついたお年寄りの方が入ってきた。

スーツの人がヤンキー風な人に注意をした。

ヤンキー風な人は渋々席を譲った。

お年寄りはスーツの人にお礼を言った。

この場に居合わせた松村 凌太郎さんは、炎症性腸疾患のクローン病という原因不明の難病と闘いながら俳優として活動している方です。ツイートにはまだ続きがあります。

ヤンキー風の人は電車をおりた。

足を引きずっていた。

気づけなかった。

松村さんは次のようにコメントしています。

自分も外見からは分からない病気がある上、以前、足をけがした時に優先席に座る資格があるのかないのか考えたこともありました。見た目じゃ分からない病気やけがと闘っている人はたくさんいることを知ってほしいし、見えない所にも目が向けられる社会になってほしいと思う。

全くおっしゃるとおりだと思います。

平昌(ピョンチャン)パラリンピックが盛り上がり、障害のある方も周囲のサポートで様々な可能性が広がることを私たちは改めて感じたところです。

さらに一歩進んで、目には見えにくい障害や難病に苦しんでいる方々にも目配りできるようになりたいですね。そのためにも、障害のある方を周囲がスムーズにサポートできるようヘルプマークやハートプラスマークをもっと普及させなくてはならないと思いました。