寄居町が東京2020オリンピックにおけるブータンの陸上競技の事前キャンプ地になることは既に御紹介したとおりです。このたびブータンが、オリンピックに向けて同国初となる陸上競技全国大会を行うことになりました。ブータンの首都・ティンプーで、4月28日(土曜日)、29日(日曜日)に行われるそうです。

この陸上競技全国大会に、寄居町から県立寄居城北高校の女子陸上部員2名が親善参加をすることになりました。2人は、正式順位には入らない形で短距離競走などに出場し、地元選手らとの交流を深めるそうです。

なお、同校生徒らが発起人となり、2人の渡航費用50万円と、大会の運営費用としてブータンに贈る50万円の計100万円を目標金額として、インターネットを通じて資金の支援を呼び掛ける「クラウドファンディング」を1月22日(月曜日)に始めました。3月4日(日曜日)まで募集するとのことです。

求める支援は、1口3千円、1万円、3万円の3種類で、支援者全員にお礼のメール及び現地での交流の様子の写真が送られます。さらに、1万円以上の支援者にはブータン五輪委員会のピンバッジ、3万円以上の支援者には大会後の5月に高校生らが町で行う報告会と懇親会への招待という特典があるそうです。

いいですね。高校生たちがブータンに50万円を贈る。そして、派遣される2人の渡航費用も集める。こうした高校生が主体となった取組は、いろいろな意味でブータンと寄居町の交流に役立つだけではなく、自らの可能性を高める大きな力になるでしょう。