先日、初めて知ったのですが、「少年少女国連大使」や「グローバルユース国連大使」という制度があるそうです。
公益社団法人日本青年会議所がバックアップし、「少年少女国連大使」は小学校5年生から中学校2年生までを対象に全国から選ばれた30名、「グローバルユース国連大使」は中学校2年生から高校2年生までを対象に全国から選ばれた25名がニューヨークの国連本部などで研修を行う事業です。国際社会が抱える課題や日本と世界の違いを理解し、次世代の民間外交を進める担い手に成長することを目指しているそうです。

8月28日(月曜日)に、その研修を修了された中学生の「少年少女国連大使」である矢作 柊(やはぎ ひいら)さんと宇野 甘紗(うの あさ)さん、高校生の「グローバルユース国連大使」である熊木 美歩里(くまき みほり)さんと広沢 七美(ひろさわ ななみ)さんが県庁にお越しになりました。
また、とだわらび青年会議所の山内 智雄(やまうち ともお)理事長、埼玉中央青年会議所の黒須 喜美雄(くろす きみお)理事長と木田 高史(きだ たかし)専務理事、そして細田 善則(ほそだ よしのり)県議会議員と浅野目 義英(あさのめ よしひで)県議会議員が同席されました。

一人一人から、ニューヨークの国連本部などでの研修の内容を伺い、同時に今後どのような活動をされるのか伺ったところ、矢作さんは「『世界の貧困問題』を研究し、啓発活動などをしっかり展開していきたい。」と述べておられました。
宇野さんは「海のゴミの問題」を取り上げ、「啓発活動などを通じて問題解決に寄与したい。」と言われました。今回の応募のきっかけは、インドに単身赴任しているお父様を訪ねたときの経験にあるそうです。市内の観光地で車が信号で停車するたびに、物乞いの人たちが車一台一台を回っていたそうです。その中にはまだ小さな子供たちも多く、赤ちゃんを抱えたお母さん、手や足に障害のある人たちもいました。そのことにビックリし、世界の様々な問題に取り組もうという思いを持ったそうです。しっかりとした動機づけがあったのですね。
熊木さんはロシアで研修をされましたが、問題意識やその情熱は大人顔負けでした。
広沢さんもアメリカのワシントンD.C.で研修をされて、優れた感性と問題意識を持っておられました。とても高校生には思えません。

皆さんとお目にかかって「こういう少年少女がいれば埼玉県も日本も安心!」という思いを持ちましたし、青年会議所の皆さんや両県議にもその話をしたところ、全く同感でした。
今後、立派に成長されて、日本のリーダーになることは間違いないと思います。