「日傘」は女性にとって極めて重要な夏のツールです。日焼けすることを嫌がる女性は少なくありません。また、強い紫外線がシミやそばかすの原因になるとも言われておりますので、女性は日傘によって肌を守ることが一つの習慣になっています。

一方、男性も日傘を差した方がいいのではないかという話が出てきました。成人の熱中症搬送者の割合は、男性が女性の3倍も多いという事実があります。多くの男性は日光に当たって色が黒くなることや肌が荒れることに関して、さほど敏感ではありません。しかし、夏の強い日光は着実に体力を奪い、そして水分を奪い、さらに年配者にとっては命にも関わる決定的なダメージを与えることもあります。

実際、日傘を差すことで体感温度が6度前後下がることも分かっています。「背に腹は代えられない」という言葉がありますが、小さな子供たちが帽子を被って最小限度のカバーをしているのと同じように、男性も日傘を活用することが大事ではないかということになってきました。

埼玉県の男性職員による「日傘男子広め隊」というグループが誕生しました。通勤時などに日傘を使用する姿を見せることで普及啓発の一翼を担います。皆様にも是非、日傘を試していただきたいと思います。