来年1月3日(水曜日)から始まる「第93回天皇杯・第84回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」の最終ラウンド、つまり準々決勝から決勝までの試合を、埼玉県の「さいたまスーパーアリーナ」で開催するという発表がありました。三屋裕子(みつや ゆうこ)日本バスケットボール協会会長がさいたまスーパーアリーナにお越しになり、正式に記者会見を開きました。
これまで代々木体育館で行われていた「全日本総合バスケットボール選手権大会」ですが、改修工事があるということもあり、今回は「全日本バスケットボール選手権大会」と名称を改め、さいたまスーパーアリーナで最終ラウンドを行うことになりました。
日本のバスケットボール界は、昨年9月に男子プロリーグであるBリーグが開幕し、大変人気となっています。また、女子は昨年行われたリオデジャネイロオリンピックにおいて準々決勝まで勝ち上がり、強豪アメリカを相手に大健闘しました。日本のバスケットボール競技の実力は着実に向上しています。
さいたまスーパーアリーナは、既に東京2020オリンピックのバスケットボール競技会場に決定しています。また、2006年にはバスケットボールの世界大会も開催されており、「日本のバスケットボール会場と言えば、さいたまスーパーアリーナ」という認識も生まれつつあるのではないかと思われます。
今回は臨時的な開催かもしれませんが、三屋会長からは、さいたまスーパーアリーナはバスケットボールの聖地と成り得るというお話もありました。今後の展開によっては、バスケットボールの大きな試合はさいたまスーパーアリーナで開催することが常態化する可能性も、なきにしもあらずです。いずれにしても、埼玉県にとっては有り難いことであります。
2018年はさいたまスーパーアリーナがバスケットボールで盛り上がり、いい風が吹きます。翌年は熊谷市でラグビーワールドカップ2019が開催されますので、こちらも盛り上げていきたいと思っています。