4月中旬から5月上旬までは、何といっても秩父の「羊山(ひつじやま)公園の芝桜」でしょう。9種類、約40万株の芝桜が咲き誇ります。「芝桜と言えば羊山公園」と言われ、最盛期には100万人の観光客が訪れていました。最近は芝桜を観光名所にするところも増えてきて、お客さんが減ってきましたが、それでも50~60万人もの方々が訪れています。秩父鉄道の御花畑駅か西武鉄道の西武秩父駅で下車し、徒歩で20分くらいです。
せっかく秩父まで来たなら、その先にも足を延ばしていただきまして、風光明媚(ふうこうめいび)な「長瀞の桜並木」を楽しんでいただければ、もっといいのかなと思います。長瀞には「岩根山のミツバツツジ」もあります。ミツバツツジ1,000本のほか、ヤマツツジ1,000本なども見ごたえがあります。
さいたま市岩槻区の「岩槻城址公園の桜」もなかなか見事です。歴史と人形の町、岩槻の町並みも含めて城址公園を楽しむのも一興かもしれません。
そして意外に根強い人気を誇るのが「見沼田んぼ沿いの桜の回廊」です。見沼代用水の西側に12.6キロメートル、東側に6.4キロメートル、通船掘沿いに0.8キロメートルの合計19.8キロメートルも続いています。桜を楽しみながら、改めてさいたま市から川口市までの一角に広大な田園地帯が広がっていることに気づいていただければ大変有り難いと思います。