2015年に米国で盗まれた車の上位10車種が全米保険犯罪局から発表されています。日本の自動車メーカーが上位を占めていました。

新車では、日産・アルティマ(北米中心に販売)が1番目、3番目にトヨタ・カムリ、4番目にトヨタ・カローラと三つが入っています。
中古車では、1番目にホンダ・アコード。2番目にホンダ・シビック。5番目にトヨタ・カムリ。7番目にトヨタ・カローラ。8番目に日産・アルティマだそうです。あまり良いランキングではないかもしれませんが、人気のある車が盗難に遭うということだそうです。

盗まれた車は犯罪組織によって解体され、部品を売られたりしているそうです。FBI(連邦捜査局)の統計によれば、盗まれた車のうち、57.2%しか戻ってこないそうです。

日本車が狙われる理由ははっきりしているそうです。まずは人気のある車であること、そして、燃費をはじめとした品質が良いこと、壊れないこと、といった条件が日本車に当てはまるからだそうです。
さらに、1990年代後半の車であればセキュリティ関係の装備もさほど進んでおらず、また年月が経って価値が低くなった日本車は所有者の窃盗に対する意識が低く、盗みやすいという理由もあるそうです。

まあ、窃盗犯から見た人気の車というランキングでしょうか。うれしいような悲しいような話です。