花咲徳栄高校に続き、埼玉県勢の甲子園優勝がありました。何の甲子園かと言うと「全国学校給食甲子園」です。この大会は、食育の啓発と地産地消を奨励するため、全国の学校給食で提供されている自慢の料理を競い合うものです。特定非営利活動法人21世紀構想研究会が主催し、文部科学省、農林水産省、学校法人香川栄養学園などが後援しています。

応募総数2,025校・施設から選ばれた優勝校は、なんと越生町立越生小学校であります。埼玉県勢では、過去に第3回大会で新座市、第7回大会で所沢市、第11回大会で毛呂山町の給食が、それぞれ入賞や審査員特別賞を獲得していますが、12回の大会で優勝は初めてです。

優勝した献立は、町の花である山吹の花と葉をイメージした「山吹の花ごはん」、世界最小のパスタ・クスクスで地元上谷(かみやつ)の埼玉一の大クスを表現した「上谷の大クス汁」、越生梅林の梅が入った「越生うめりんつくね」、名所として知られる五大尊のつつじをイメージしたサラダ「五大尊つつじ和え」、越生産のゆずを生かした「ゆずの里ゼリー」です。

学校給食にもこのように多くの学校が競い合う「甲子園」があったことを、初めて知りました。これも優勝したおかげです。

優勝は、越生町立越生小学校の栄養士の先生や調理作業を行っている方々の御努力と、それをバックアップする町民の皆さんの共同作業による成果だと思います。おめでとうございます。