11月12日(木曜日)に「彩の国工場」の指定式と交流会が行われました。「彩の国工場」は、技術力や環境面などで特に優れている工場を豊かな埼玉づくりのパートナーとして指定しているものです。指定を受けた工場には、地域の良き一員として地域に開かれ、地域に愛される工場づくりを進めてもらっています。このため、「彩の国工場」の皆様には工場見学を積極的に受け入れていただいており、昨年は指定工場全体で27万人の方が工場見学に訪れました。また、1000人の方が指定工場での職業体験を経験したところです。大変有り難いことです。高校生の職業体験などは、最終的な職業選択に何らかの形でつながっていると思われます。
また、工場見学はものづくりの面白さや重要性、働くことの意義などを感じてもらうきっかけになるものだと思っています。特に小中学生にとってはその意味は大きいと思います。平成6年度からスタートしたこの「彩の国工場」の指定も今回で22回目を数えます。今年度指定させていただいた24社を含めて合計で554社になりますので、大変なパワーであります。とにかくそれぞれが優れた企業でありますので、こうした企業がより大きく成長していただくことによって、本県の経済や雇用、税収、あるいは埼玉のイメージアップにもつながります。
さらに、この「彩の国工場」の皆さんたちが集まって、彩の国工場振興協議会がつくられており、相互の交流を重ねながら情報交換や人脈の拡大の場として活用しておられます。いずれにしても、この「彩の国工場」の指定を通じ、県内の一つ一つの企業や工場が元気になることを大いに期待しています。