「第70回国民体育大会和歌山大会」の結果について御報告をしたいと思います。第70回国体は、今年の1月から2月にかけて開催された冬季大会において、既にスケート、アイスホッケー、スキーの3競技が実施されました。そして、9月26日(土曜日)から10月6日(火曜日)にかけて和歌山県を中心に開催された本大会において38競技が実施されました。(このうち、水泳、体操、セーリングの3競技は9月上旬に会期前競技として実施されました。)

埼玉県選手団の成績は、天皇杯(男女総合成績)では第4位で、皇后杯(女子総合成績)は第5位でした。前回の大会では天皇杯が5位でしたので、一つ順位が上がったことになります。ちなみに、今回の天皇杯の順位は、第1位が和歌山県、第2位が東京都、第3位が愛知県、第4位が埼玉県、第5位が大阪府、第6位が神奈川県、第7位が千葉県、第8位が福岡県という結果でした。

過去の成績をみると、開催県が第1位になることが多く、また選手層の厚い人口が多い県が高順位になる傾向があります。埼玉県の人口は全国で5番目に多いので、開催県を含めると6位くらいが順当なところかもしれませんが、今回は第4位という好成績を収めることができました。

実は、本県で初めて国体が開催された昭和42年からの天皇杯の順位を単純平均すると埼玉県は3.9位なんです。この3.9位という数字は、第1位の東京都(平均順位2.2位)に次いで全国で第2位ということです。3.9位で第2位というのもおかしな話ですが、それだけ選手の層が厚いということなのだと思います。

平成16年にも埼玉県で国体が行われたのですが、この時は見事に本県が第1位に輝きました。その前年は第2位で、さらにその前年は第3位、そして埼玉国体以降も、概ね第2位から第4位までの好成績を残してきました。

埼玉県選手団の皆さん、監督の皆さん、関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。この国体選手の中から、オリンピックの選手が出てくることを心から楽しみにしています。