今年1月15日に、県の友好姉妹州でありますオーストラリアのクイーンズランド州から埼玉県こども動物自然公園(東松山市)に寄贈されたコアラ、オス1頭、メス2頭の間に2世が誕生し、それぞれ母親の袋から顔を出したそうです。
コアラはカンガルーと同じく体に袋を持つ有袋類(ゆうたいるい)で、赤ちゃんは生まれてすぐ母親のお腹の袋に移動し、半年程度、袋の中で過ごすそうです。そして、無事に成長すると袋から顔を出し、やがて体が大きくなると袋から出てきて母親の背中やお腹にしがみついて過ごすようになるそうです。
3月23日にオスのボウ(4歳)とメスのドリー(2歳)の間に生まれた赤ちゃんは、9月23日にはお母さんのお腹の袋から顔を出しました。また、ボウとメスのジンベラン(2歳)の赤ちゃんも4月18日に生まれ、9月27日に顔を出しました。元気に育ってくれて「めでたし、めでたし」であります。
2頭の赤ちゃんコアラが生まれたことで、こども動物自然公園のコアラは合計8頭になりました。人間社会では少子化が問題になっていますが、こども動物自然公園ではコアラが3頭来て、そこからまた2頭増えるという大変めでたい状況です。この冬には赤ちゃんコアラがお母さんコアラにおんぶされている姿が見られそうです。県民の皆様、是非御期待ください。