ウクライナ国の大統領であるゼレンスキー氏にノーベル平和賞をという動きがあります。
オランダの有力な方々から始まってヨーロッパ諸国のリーダーに広がっているようです。
締め切りは3月31日で推薦の期日は終わりになるようです。
駐日ウクライナ大使が林外務大臣に会えないということを、私たちが知って、会えるような運動をしたせいか、駐日ウクライナ大使からも、2月28日に大使館を訪れたメンバーにも推薦人のお誘いがありました。
すなわち、田中直紀元防衛大臣、田中眞紀子元外務大臣、私、上田清司そして、元衆議院議員の小泉俊明氏、同じく元衆議院議員の前田雄吉氏であります。
お断りもできませんので、お引受けしました。ちなみに、3月31日の外交防衛委員会で林外務大臣に推薦人へのお誘いがあったかをお尋ねしたところ無かったようです。あったのかもしれませんが、またもや、事務局でストップをかけたのかもしれません。ロシアに対する配慮もあって。
仮定の話で恐縮ですが、もしあったとしたら、林大臣はどうなさいますか?とお聞きしましたら、個人としてはゼレンスキー大統領の行動はノーベル賞に値するのではないかと考えている、ただ、仮定の話には外務大臣としての判断を控えたいといった非常に賢い、かつ積極的な答弁がありました。
世界はウクライナに対して同情的ですが、しかし、戦争を収めるには、ロシアの顔を立てるような仕組みづくりというのも必要だと思います。
そうした知恵を世界のリーダー国は出していかなければなりません。日本は外交防衛をかなりアメリカに任せていますので、その資格は無いようです。
しかし、このロシアのウクライナ侵攻という事実を、何らかの形でいったん収め、短期中期で見たときに、少なくとも戦争まで至らないような仕掛けを作ることは、重要なことではないかと思います。
世界の中で、誰がそのリーダーシップを取れるでしょうか。
世界一の資源大国である米国も利益を上げているのだから、メガホンだけでウクライナを励ますだけでなく、骨を折ってみたらいかがか。
参議院議員 上田清司