暑くなるとみずみずしい果物が一層おいしく感じられます。そこで、果物のおいしい食べ方を紹介します。

まず、なしです。「梨尻柿頭(なしじり・かきあたま)」と言われ、なしの一番おいしいところは軸のない「おしり」の方です。糖度は皮の近くほど高いということです。お好みの大きさに切ってから先に芯を取ると、皮がむきやすいそうです。
なしは埼玉県内でも盛んに栽培されており、生産量は全国第8位です。県東部の久喜市、白岡市、蓮田市や、県北部の神川町、上里町が主な産地です。
とりわけ甘くて大きい埼玉オリジナルの品種「彩玉(さいぎょく)」がおすすめです。是非おいしく召し上がっていただきたいと思います。

次に、ぶどうのおいしい食べ方です。ぶどうは枝に近い実から熟すので、上のほうが甘くなるそうです。このため、下(房の先)から上に向かって食べると最後までおいしく食べられます。
県内には、秩父地域や所沢市、新座市などにぶどう狩りを楽しめる観光農園が数多くあります。これから正に旬を迎えます。御家族や御友人と出掛けてみてはいかがでしょうか。

最後は、いちごのおいしい食べ方です。いちごは実の先端部が甘いそうです。このため、へたを取った側から先端部に向かって食べていくと、最後まで甘みとほのかな香りが楽しめます。
旬の時期はまだまだ先ですが、秩父地域や川島町、吉見町、越谷市をはじめ、県内各地にいちご狩りが楽しめる観光農園があります。埼玉オリジナルの新品種「あまりん」「かおりん」も好評ですので、是非御賞味いただきたいと思います。

埼玉県内の観光農園(グリーン・ツーリズム埼玉)