4月13日(土曜日)に、県内の病院で臨床研修を開始する初期研修医を迎えての交流会・ウェルカムパーティーを、さいたま新都心のラフレさいたまで開催しました。主催は埼玉県と埼玉県医師会です。

県内の医師を確保するために、埼玉県と埼玉県医師会が中心となり「埼玉県総合医局機構」という仕組みをつくり、そのセンター長には埼玉県医師会の金井 忠男(かない ただお)会長に就任していただいております。

平成25年度の医局機構発足以来、県内の各病院関係者などにも御協力をいただき、埼玉県に多くの研修医が集まる仕掛けをつくってきました。こうしたこともあり、県内の研修医の数は大きく伸び続けています。この4月から県内で研修を開始する医師数は348人で、現在の臨床研修制度は平成15年度に始まりましたが、制度発足からの増加数と伸び率は、いずれも全国第1位になっています。これも魅力的な特色のある研修プログラムや指導体制、充実した研修環境の整備に努めてこられました各研修病院の皆様の御尽力によるものだと思っています。

研修医の方々と意見交換をさせていただきましたが、極めて意欲的な方ばかりでした。とりわけ埼玉県の奨学金を使って医学部を卒業され、研修医になられた方々から、「埼玉県のおかげでこうして医師になっている。そしてまた初期研修の段階まで来た。」などと感謝の言葉をいただきました。しかも「埼玉県のために頑張りたい。」という頼もしい抱負も語っておられました。

この若手研修医が研修を無事終了し、病院に勤務するとき、県内で医師不足の地域での勤務や周産期、小児科といった医師の少ない分野を選ばれるよう期待しています。