西武鉄道株式会社(本社:所沢市)では、建築家の妹島 和世(せじま かずよ)氏監修の下、現在運行している10000系「ニューレッドアロー」から25年ぶりに登場する新型特急車両を開発しました。

完成した新型特急車両は、外観・内観ともに「いままでに見たことのない新しい車両」というコンセプトが形になっています。私もまだ実物は見ておりませんが、写真を見る限り真正面の外観はとても電車に見えません。何か小型の宇宙船みたいな感じがします。さぞかし特急料金が上がるのかと思ったら、従来と同じだそうですので、すごいお得感があります。

西武鉄道沿線は最近とても勢いがあり、秩父観光などは極めて好調です。冬場は、あしがくぼ、尾ノ内百景、そして三十槌(みそつち)の「三大氷柱」を見に行く方々も多くなっています。
3月には飯能市にフィンランド以外では世界初となる、ムーミンの世界観が体験できる「メッツァ」という新しいテーマパークもグランドオープンします。
沿線の魅力があるゆえに、こうした車両が造られるのか。また、こうした車両の魅力が多くの観光客を呼び、秩父エリア、あるいはテーマパークなどに運ぶのか。いずれにしても、相乗効果がとてもうれしい限りです。

ちなみに、車両の名前は「Luxury(贅沢)」「arrow(矢)」の頭文字と「view(眺望)」を組み合わせた「Laview(ラビュー)」で、2019年3月にデビューだそうです。実物を見るのが今から楽しみですね。