群馬県は「すき焼き応援県」を宣言しています。
全ての食材を群馬県産で賄える「すき焼き自給率100%」であり、同県を訪れる方をもてなす料理として、「すき焼き」がふさわしいと考えられたからだそうです。
中身は上州和牛、こんにゃく、下仁田ねぎ、生しいたけ、白菜、春菊など、主な具材の生産量がいずれも全国上位にあるそうです。
埼玉県を見てみますと、生産量が全国1、2位を争っている「ねぎ」。なかんずく、「深谷ねぎ」が有名ですので、下仁田ねぎに負けていません。特に、白根の部分が長く、美しく、柔らかくて、おいしいので、すき焼きに最も向いていると思います。
牛肉も「武州和牛」、あるいは「深谷牛」(ふかやぎゅう)、「彩の夢味牛」(さいのゆめみぎゅう)、「彩さい牛」(さいさいぎゅう)など、いずれも「埼玉農産物ブランド化戦略会議」でPRされている大変きめ細かく、柔らかく、そして味のある牛肉です。
白菜の生産量は全国10位ですし、春菊も全国8位。こんにゃくいもこそ群馬県が全国の収穫量の92%を占めていますが、それでも埼玉県は収穫量で全国4位です。生しいたけは生産量こそ全国23位ですが、秩父地方の食味や香りの良さ、形のそろった高品質のしいたけは捨てがたいと思います。
そういう意味で本県も「すき焼き自給率100%」の県で、決して群馬県に勝るとも劣らない、すき焼きが楽しめます。是非とも「すき焼き自給率100%」埼玉県産のすき焼きをお召し上がりください。