2月8日(水曜日)に埼玉県住宅供給公社の前田一彦(まえだ かずひこ)理事長が平成28年度決算の見込みについて報告にお見えになり、昨年度よりも黒字が約1千万円増えて、約5.3億円の当期純利益が確保できそうだというお話をいただきました。これで13期連続の黒字となります。トヨタホーム北関東株式会社の社長をなさっていた前田理事長を住宅供給公社の理事長にスカウトして以来、公社はすばらしい経営体になりました。

平成24年度の純利益は1.5億円でありましたが、その後2.8億円、3.6億円、5.2億円と極めて優良な業績を残しておられます。加えて、特筆すべきことは、県から受託している県営住宅の家賃収納業務について、金額ベースの収納率で全国1位を達成したことです。これまで3位とか2位であったものが、平成27年度についに1位になりました。99.0パーセントという極めて高いレベルの収納率です。

本県のように人口移動の激しい県では、家賃を払わずにいつの間にかいなくなってしまう人もいたりして、収納率を上げるのは非常に困難を伴います。それにもかかわらず日本一になったこと、しかも本県は県営住宅の戸数が非常に多い県であることなどからして、これはすばらしい成績だと申し上げるべきです。埼玉県住宅供給公社が、県の出資法人としての役割を極めて丁寧に行っていることが改めて証明されたものと思います。