日清食品株式会社の「カップヌードル」が発売されてから9月で46周年を迎えたそうです。確かに、カップヌードルは食べ物の歴史を変えたかもしれません。お湯をかけるだけでおいしいラーメンが食べられる。私個人としては、少し量が少ないですが、逆に言えば食べ過ぎてはいけないようなときに食べるには便利なものです。
私も海外でいくつも会合に出席しますが、夜の立食パーティーなどで目一杯多くの方々と話をすると食事をとり損なったりします。そんなときは職員の誰かが持ってきたカップヌードルをいただいて空腹をやりくりしています。
このカップヌードルのおいしさの一つに、真四角のサイコロ型の肉があります。私も何の肉か気になっていましたが、調べたことはありませんでした。この具材の正式名称は「味付豚ミンチ」というそうですが、インターネットの世界などでは「謎肉(なぞにく)」と呼ばれているそうです。
今回、日清食品がカップヌードルの発売46周年に合わせて、豚以外の原材料は主に「大豆」だと明かしたそうです。そのほかタマネギも使っているそうです。いずれにしても、謎肉の正体が46年経って初めて公表されるということになりました。
考えてみれば消費者団体がこうした「味付豚ミンチ」という具材について、原材料の公開を求めたような記憶がありません。味のおいしさに負けていたのでしょうか。