川口市出身の世界的な演出家で、彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督を10年間務められた蜷川幸雄さんは、昨年5月12日にお亡くなりになりました。

お亡くなりになられてから約1年経った5月15日(月曜日)、蜷川さんの功績をたたえるメモリアルプレートの除幕式が同劇場で行われました。

除幕式には蜷川さんの奥様の宏子(ひろこ)さんと、7月に同劇場で公演する「NINAGAWA・マクベス」の主演俳優である市村正親(いちむら まさちか)さんらが出席され、思い出などを語られました。

プレートには「最後まで、枯れずに、過剰で、創造する仕事に冒険的に挑む、疾走するジジイであり続けたい」という蜷川さんの言葉が刻まれています。蜷川さんのパワフルな生き方を象徴する言葉です。また、メガネ、腕時計、台本などの遺品27点が展示されたショーケースも設置されています。

改めて、故蜷川幸雄芸術監督の御冥福をお祈りします。そして、多くの蜷川ファンの皆様には彩の国さいたま芸術劇場に御来場の際、NINAGAWA STUDIO(大稽古場)前に設置されたプレートや遺品などを御覧いただき、是非その功績に触れていただきたいと思います。