去る8月26日(金曜日)、東部地域の「知事のとことん訪問」で日本船燈(にっぽんせんとう)株式会社というユニークな会社を訪問しました。正に名前のとおりです。船に明かりをつけて位置を明らかにして、お互いにぶつからないようにするためのランプなどを作っています。船舶用の灯火や空港の灯火などを専門とする創業80年の会社です。

夜間に飛行機が着陸するとき、空港の滑走路に明かりが点いていますが、あれもこの会社が作っているものの一つです。主な取引先が防衛省、海上保安庁、国土交通省航空局、成田・関西・中部国際空港などになりますので、イメージがわくと思います。こうした船舶用灯火や航空灯火といった専門分野の開発、設計、製造に特化した会社で、船舶の航行や空港の安全に大きな役割を果たしています。

なかなかこういう会社はありません。海のない埼玉にその本社があるというのも不思議な縁です。もともと東京にあったということですが、いろいろな御縁で吉川市に定着されています。従業員62人の小さな会社ですが、やっていることは大変大きな会社です。すごいですね。こんな会社が埼玉にあったなんて。