産業用ドローンの国内最大手である「株式会社エンルート」が、埼玉県内の会社であることを知ってびっくりしました。

エンルートは、農薬散布用ドローンの農林水産航空協会認定第一号を取得した朝霞市所在の企業です。これまでに、農薬散布用ドローン400機、測量用ドローン300機、そのほか個別開発特殊ドローン200機など合計1,000機の販売実績があります。国土交通省の次世代社会インフラ用ロボット開発プロジェクトでも「橋梁(きょうりょう)維持管理技術」や「災害調査技術」の分野において3件のロボット技術が採択されているすごい会社です。
観測用小型モデルでは連続飛行時間70分以上、飛行距離50キロメートルを超える高性能を示し、安定した飛行性能や技術開発力が高く評価されています。

昨年7月には、スカパーJSAT株式会社の子会社である株式会社衛星ネットワークの出資を受け、体制を強化しました。
また、4月20日(木曜日)には、ヤマハ発動機株式会社と産業用ドローン分野での業務提携に向けた検討を開始したとの報道がありました。ヤマハ発動機は農薬散布用無人ヘリの大手で、国内における水稲防除散布面積の42.5パーセントを占めております。今後、マルチローター型の農薬散布ドローンの発売を予定しています。8月には両社が業務提携契約を締結し、それぞれの製品や事業ノウハウをもとに、農業分野をはじめとした産業用ドローン事業のグローバル化や新規市場開拓での協業を開始する予定とのことです。

「なんと、日本の産業用ドローンのトップメーカーは埼玉県にあったのか」と驚きました。是非、「とことん訪問」で訪ねてみたいものです。