8月31日(水曜日)に、「知事のとことん訪問」で北本市にあるトヤマ楽器製造株式会社を訪問しました。こちらの会社は樹脂製の縦笛である「AULOS(アウロス)リコーダー」専門の製造・販売メーカーです。国内のシェアは約60パーセントを占めており、学校教育用を中心に既に累計1億本以上を販売したそうです。また海外でもイギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スイス、オーストリア、アメリカ、カナダ、台湾、韓国ほか50か国以上の教育現場でこのリコーダーが採用されています。

誰もが小学生の時に一番最初に扱った楽器の一つとして記憶にあるのが、このリコーダーではないでしょうか。比較的簡単に演奏ができるという意味では、万国共通の親しみやすい楽器と言えるかもしれません。ただし、私は生来の不器用者でしたので、あんまり上手く音が出せなかった記憶があります。

今回、改めてこのリコーダーの製造工程を拝見し、そのすばらしい技術に驚きを隠せませんでした。トヤマ楽器製造株式会社という社名は県民の皆さんにはあまりなじみのない、ある意味では知る人ぞ知るメーカーではありますが、多くの子供たちにとって、このリコーダーを手にすることが楽器演奏の始まりになるかもしれないと考えると、すばらしい仕事をしている企業だと思います。

埼玉県にこうしたオンリーワンのすばらしい企業があることを、改めて確認させていただきました。