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7月8日(金曜日)、『下町ロケット』や「半沢直樹」シリーズなどのヒット作品で知られる作家、池井戸潤(いけいど じゅん)氏の最新作『陸王』(りくおう)が発売されました。なんと小説の舞台は行田市です。実在する老舗足袋(たび)メーカーをモデルにした物語です。集英社ホームページから作品を御紹介します。

埼玉県行田市にある足袋業者「こはぜ屋」。100年の歴史を有する老舗ですが、その実態は従業員20名の零細企業で業績はジリ貧です。社長の宮沢は、銀行から融資を引き出すのに苦心する日々を送っていました。そんなある日、ふとしたことから新たな事業計画を思いつきます。それは長年培ってきた足袋製造のノウハウを生かしたランニングシューズ、「陸王」(りくおう)の開発でした。社内にプロジェクトチームを立ち上げた宮沢の前には素材探し、困難を極めるソール(靴の底ですね)開発、大手シューズメーカーの妨害など、様々な障壁が立ちはだかります。こうした難局をこはぜ屋はいかに乗り越えていくのかというようなストーリーです。

行田の足袋生産量はピーク時の昭和13年に8,400万足に及び日本一でした。生産事業所の激減した現在でも全国の出荷額に占める割合は大きいのですが、時代の変化の中で往年の勢いはありません。しかし、正に「陸王」のように困難に打ち勝つ独創的な商品開発を進め、立派な足袋を作る足袋メーカーがいくつもあるという、大変頑張っているところでもあります。先般は映画にもなった『のぼうの城』の舞台として有名になり、古代蓮の生息地でも有名です。最近では田んぼアートが世界最大としてギネス世界記録に認定されたところでもあります。こうして足袋蔵(たびぐら)のある町並みを持つ行田市が改めて話題に上ることを大変うれしく思います。

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