11月10日(火曜日)に埼玉ラグビーアンバサダー委嘱状交付式を行いました。委嘱したのは、まず先のラグビーワールドカップイングランド大会で日本代表選手として活躍された、ホラニ 龍コリニアシ選手です。トンガ出身で、埼玉工業大学深谷高校(現 正智深谷高校)、埼玉工業大学を卒業され、現在はパナソニック ワイルドナイツに所属されています。ホラニさんは、イングランド大会ではサモア戦とアメリカ戦に出場され、包帯みたいなヘッドキャップをかぶって奮闘する姿がとても印象に残りました。現役の日本代表であるホラニさんと握手をすると私の手の2倍ぐらいありまして、全然違うなという感じがいたしました。

 次に、堀越正己さんです。現在は立正大学ラグビー部の監督を勤めておられます。県立熊谷工業高校を卒業され、早稲田大学に進学。神戸製鋼に入社後は神戸製鋼の日本選手権7連覇に貢献された方です。3人目がラトゥ ウィリアム 志南利(しなり)さんです。ホラニさんと同じくトンガ出身で、トンガ代表、日本代表の両方を経験された方で、今はパナソニック産機システムズ株式会社に勤務されながら、大東文化大学ラグビー部のアドバイザーをされております。近々熊谷市に転居の予定になっておられるそうです。堀越さん、ラトゥさんとも昭和60年代から平成のはじめにかけて日本代表として大いに活躍されました。いずれも埼玉にゆかりの深い3人の方々です。

 2019年に行われるアジアで初めてのラグビーワールドカップ日本大会が熊谷市でも開催されるということで、この大会を盛り上げるための一つとして、広報活動などにおいてアンバサダー、いわゆる「大使」の称号の下で協力していただこうという企画です。

 とにかく、今回のイングランド大会では、日本チームの活躍が大いに目立ちました。とりわけ優勝候補の南アフリカに最終盤で逆転勝ちしたことなどが世界的にも大きな話題となって、日本中でラグビー人気が沸騰しています。2019年に熊谷市で開催されるラグビーワールドカップ日本大会がしっかりと世界中の人たちから観てもらえるように、今後より一層盛り上げていく必要があります。今回委嘱させていただいた3人の方々には、そのための仕掛け人になっていただけることを期待するところです。