9月20日(日曜日)、第63回秩父宮杯埼玉県自転車道路競走大会が秩父市で開催されました。この大会が秩父宮家ゆかりの地に会場を移して、今回で8回目となります。毎年のように参加者が増加し、今年度は昨年度を大きく上回る616人ものエントリーがありました。トップレベルの選手だけではなく、市民レーサーやマスターズなど幅広い世代から参加していただいています。私も主催者の一員として、この大会が多くの皆さんに支持されていることを改めて実感しています。

 この大会が年々盛り上がりを見せているのは、自然豊かな秩父の山あいを疾走できる魅力的なコースで行われることに加えて、地元の皆さんの温かいおもてなしによるところが大きいのではないかと思っています。300人以上のボランティアの方々をはじめ、沿道で応援する多くの方々、飲食店の皆さんなどが一生懸命この大会を支えておられます。選手の皆さんも秩父の方々の心の温かさを感じていただけたものと思います。

 ちょうど、9月19日(土曜日)からはアニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」(通称「ここさけ」)の全国ロードショーが始まりました。この映画は、アニメやテレビドラマ化された「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(通称「あの花」)と同じく秩父を舞台にしており、「あの花」のスタッフが製作した青春アニメ第二弾になります。「ここさけ」のストーリーも、大人も泣けるアニメとして話題になった「あの花」に勝るとも劣らない出来映えと言われておりますので、この映画のヒットによって、再び秩父が脚光を浴びることは間違いないものと思っています。

 何はともあれ、9月の連休中に秩父に多くの人々が訪れたこと、そして秩父への観光客が年々増えていることを改めてうれしく思います。