1日が終わり、風呂上がりにキンキンに冷えたビールで一杯・・・。誰もが感じる至福の時間ではないでしょうか。私もビールは大好きですが、冷え過ぎたビールではお腹を壊してしまうことがあるので、事前に冷蔵庫から出して少しだけ温めておくようにしています。

私に限らず、夏場は冷房の当たり過ぎや冷たい飲み物の取り過ぎで、身体が冷えたり、胃腸の調子が悪くなりがちです。そういう時はむしろお燗(かん)をした日本酒を飲んで身体を温めるのがいいと、(スタッフから紹介された)7月13日付けのガスエネルギー新聞に掲載されていました。

記事によれば燗酒による効果は2つあるそうです。一つはアルコールを摂取することで血管が拡張し、血行が良くなって身体が温まること。特に日本酒には血管の収縮を抑えるアデノシンという成分が含まれているため、他の酒より身体を温める効果が持続するそうです。
もう一つは飲み過ぎを防ぐ効果だそうです。冷たい酒は身体に入って体温に近い温度まで温まってから吸収されるので、酔うまでに時間が掛かります。そのためつい飲み過ぎてしまい、後になって急に酔いが回ってくるそうです。その点、燗酒はすぐに吸収されてほろ酔いになるので、飲み過ぎを防ぐことになります(お金の使い過ぎを防ぐことにもなりますね)。もっとも、お燗は温度の加減が難しいので、私はお燗よりも常温を楽しんでいます。

本県は清酒出荷量全国4位の酒どころの県でもあります。荒川水系と利根川水系の伏流水(ふくりゅうすい)を用いた良質な日本酒を生産する酒蔵が35あり、各蔵によってその味もまた様々です。冷房の効いた部屋でお燗した好みの地酒を楽しむ。これもまた至福の時間となることは請け合いだと思われますが、さて皆様いかがでしょうか。

ちなみに、本県には隠れた酒どころ「埼玉」の地酒をこよなく愛する方々によって結成された「埼玉地酒応援団」があり、県内外で「埼玉の地酒で乾杯運動」を進めています。皆様も是非御入団ください!

「埼玉地酒応援団」HP