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1月17日(水曜日)に先端産業創造プロジェクトの一環として実施した「医療機器等試作品コンテスト」の表彰式を県庁で行い、4社を表彰しました。このコンテストは今年度で3回目となります。
医療機器の開発は認可を得るまでに時間と費用が掛かり、また、販路の確保も難しいことから、中小企業にとって商品化へのハードルが高い傾向にあります。このため県では、試作品にスポットを当てたコンテストを開催し、商品化を後押ししています。
今後の事業化支援資金として、グランプリ受賞者に500万円、準グランプリ受賞者に300万円、技術賞とアイデア賞受賞者にそれぞれ200万円を授与し、商品化を促す仕掛けとしています。

今回のグランプリは、炎症反応を起こした際に発生するタンパク質を血液1滴で分析し、在宅でも早期に感染症を発見できる装置を開発した日本無線株式会社が受賞しました。同社が10年かけて開発したこの装置は小型で持ち運びやすく、多くの医療機関が試すことによって、販路が大きく開拓されることになるのではないかと思います。

準グランプリを獲得した試作品は、背骨のゆがみの検診装置です。小中学生100人のうち2~3人は背骨がゆがんでいる可能性があるそうです。学校で行われる検診において、医師の目視検査と併用することによって診断の精度を高めることができます。側弯症(そくわんしょう)の兆候をより迅速・的確に見つけるための補助システムであり、実用化がより高いレベルまで進めばすばらしい製品になると思います。

また、技術賞は脊髄損傷者の二足歩行補助装具です。素材にカーボンを使った軽いものでリハビリ用品として優れていますので、医療機関などで活用できる可能性が相当高いと思います。

アイデア賞は、歩行困難者の移動を補助する器具です。自力でトイレに行くことができるなど一人で乗ったり降りたりできるので、介助者の負担を大幅に軽減できます。

今年の受賞作品は、すぐにでも現場で利用できるものばかりに思われます。県の信用力を生かして、病院や医療機関などに紹介したいと思います。

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