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12月15日(金曜日)、第55回技能五輪全国大会及び第37回全国アビリンピック(全国障害者技能競技大会)に出場し、入賞された選手の皆さんが報告のため県庁にお越しになりました。
技能五輪全国大会で金メダルを受賞すると次の年に開催される「技能五輪国際大会」の出場権を得ることができます。しかしながら、「技能五輪国際大会」は2年に1度の開催であり、来年は開かれない年に当たるため国際大会には出場できません。今回入賞された選手の皆さんには、是非、来年の全国大会で金メダルを獲得して2019年の国際大会に出場していただきたいと思います。

ところで、今年10月にアラブ首長国連邦の首都アブダビで第44回技能五輪国際大会が開催されました。この技能五輪国際大会で気になったのは金メダルの獲得数の国別順位です。
この大会では中国が1位で15個、2位がスイスで11個、3位が韓国で8個、日本は9位で3個でした。2001年以降の日本選手団の成績は2001年が3位、2003年が3位、2005年が1位、2007年が1位、2009年が3位、2011年が2位、2013年が4位、2015年が3位と推移してきました。2013年の4位以外は全て3位以上で、そのうち2回は1位であります。我が国が「ものづくり日本」を誇ってきたことを考えると、今回9位に終わったことは極めて残念です。

競技職種は全部で51職種あり、「航空機整備」、「配管」、「電子機器組立て」、「電工」、「工場電気設備」、「れんが積み」、「左官」、「広告美術」、「移動式ロボット」、「建築大工」などのほか、「洋裁」、「美容/理容」、「フラワー装飾」、「洋菓子製造」や「レストランサービス」などもあります。基本的に何らかの形でものづくりの精巧さ、スピード、技術力、こういったものが競われます。

今回の日本の金メダルは3個でしたが、そのうちの一つは「情報ネットワーク施工」で埼玉県和光市に「中央技術研修センタ」のある株式会社協和エクシオ所属の選手が獲得しました。そのほかは「製造チームチャレンジ」で株式会社デンソー、「メカトロニクス」でトヨタ紡織株式会社所属の選手が獲得しています。
銀メダルは「CNCフライス盤」でトヨタ自動車株式会社、「溶接」で株式会社豊田自動織機所属の選手です。協和エクシオを除けば金メダル、銀メダルはいずれもトヨタ系の企業の選手が獲得しており、このトヨタ一本足打法という形では先が危ないと思います。
最近の東芝、神戸製鋼、日産などの不正事件なども、ものづくりの現場に「何か」が起こっていることの表れとも言えます。ジャパンクオリティがピンチです。

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