8月30日(水曜日)に「埼玉地酒応援団」の総会がありました。
知事に就任した当時、埼玉県の日本酒の出荷量は全国第8位でしたが、平成23年には第4位まで上昇しました。残念ながら、平成28年度は出荷量が全国第4位から第5位になりました。ちなみに、第1位は「灘の生一本」で有名な兵庫県。伏見の酒で有名な京都府が第2位で、米どころの新潟県がさすがの第3位。そして埼玉県が第4位だったところですが、一昨年度まで第5位だった秋田県に抜かれてしまいました。しかしながら差はわずかですので、平成29年度の出荷量ではまた第4位に復活できることに間違いありません。

実は、埼玉県には35の酒蔵があり、極めておいしい日本酒を造っているのですが、そのことを県民の皆さんに知られていないという致命的な欠点がありました。
そこで、「埼玉地酒応援団」という埼玉の地酒を盛り上げるための応援団が作られました。初代団長は原 宏(はら ひろし)元埼玉県経営者協会名誉会長でしたが、残念ながら御逝去されました。2代目は本県の副知事を務めた酒豪の都筑 信(つづき しん)さんで現在に至っています。
「埼玉地酒応援団」の総会には、「地域クローズアップ」という企画があります。秩父市なら秩父市の、あるいは熊谷市なら熊谷市の酒造会社の方や市長さんに来ていただくことになっています。今回は、羽生市と行田市の地域クローズアップということで、羽生市と行田市の酒造会社や羽生市の河田 晃明(かわた こうめい)市長、行田市の小川 雅以(おがわ まさゆき)商工会議所会頭などがお越しになり、地域と地酒をアピールされていました。

最近ではフルーティーな日本のお酒に対する海外の方々の評価が非常に高く、日本酒が輸出されるようになってきました。また、日本酒のバリエーションも多くなり、発泡性のお酒、ワインのようなお酒、大吟醸、あるいはまた、にごり酒など諸々あります。

皆さんがよく行かれる赤ちょうちんや居酒屋などに埼玉県の地酒がなかったら、埼玉県の地酒を置くように頼んでいただくことが、何よりもありがたいことだと思っております。是非、よろしくお願いします。