6月25日(日曜日)に、グランドプリンスホテル高輪(東京都港区)でブラジルオリンピック委員会との事前トレーニングキャンプ覚書締結式を行いました。

カルロス・ヌズマン会長をはじめとするブラジルオリンピック委員会の皆さん、そして竹田恆和(たけだ つねかず)日本オリンピック委員会会長に御同席をいただき、埼玉県、新座市、立教学院とブラジルオリンピック委員会が、事前オリンピックトレーニングキャンプの覚書を締結いたしました。

ブラジルオリンピック委員会は、立教学院新座キャンパス、新座市総合運動公園陸上競技場等において、陸上、体操など10競技の事前トレーニングキャンプを予定しているとのことです。既に、ブラジルのテコンドーチームが、先月、韓国で行われた世界選手権大会に向けて立教学院新座キャンパスで事前キャンプを行いました。

前回の夏のオリンピック開催国であるブラジルが、本県新座市の施設や立教学院新座キャンパスを中心に事前キャンプをされるということは、東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げる上で、大変大きな意味を持っております。

ブラジルは最も親日的な国の一つで、埼玉県内にもブラジル国籍を持つ方々が約7,000人在住されておられます。また県議会にも日伯(にっぱく)友好議連などがあり、活発な交流が続いております。

この事前トレーニングキャンプを通じてブラジルとの交流、何よりもトップアスリートと青少年のスポーツ交流などが進めば、かなり大きな効果があると考えられます。世界の一流を見た子供たちが将来、すばらしいアスリートになる事例は数多くあります。この事前キャンプを通じて、そのような事例が出てくることを切に望むところです。