世界で再生可能エネルギーの利用が拡大しています。再生可能エネルギーは、資源が枯渇せず繰り返し使えるエネルギーで、太陽光や風力、水力、地熱、太陽熱、バイオマスなどが規定されています。

2016年末の時点で、大型水力発電を含む世界の再生可能エネルギーの発電能力は20億1700万キロワットに達し、世界全体の電力の24.5パーセントを占めるまでになりました。そのうち太陽光発電は、日本は累積でドイツを抜き世界2位になったとのことです。エネルギーの専門家らでつくる「21世紀の再生可能エネルギーネットワーク」(REN21、フランスに本部があります)が、6月7日(水曜日)に発表しました。

また、昨年1年間に建設された世界の再生可能エネルギーの発電設備容量は1億6100万キロワットで、前年比9パーセントの伸びです。増加分の内訳は太陽光発電が47パーセント、風力が34パーセントでした。

再生可能エネルギーの増加は、それだけ地球温暖化をもたらす二酸化炭素の排出削減に貢献したことになります。

ちなみに、太陽光、風力ともに中国の増加量が最大で、増加した総容量でも2位以下を大きく引き離しています。エネルギー消費量もダントツの世界一ですが、それも含めなんだかんだ中国は大きい国ですね。