5月31日(水曜日)にハロルド・フォルサイト駐日ペルー共和国大使が県庁にお越しになりました。
ペルーは1873年に日本が中南米で最初に外交関係を樹立した国で、南米では最初の日本人移民先であります。日本人の移民先としては、ブラジルが有名ですが、実はペルーも関係が深い国であることを改めて知ることができました。
現在もペルーには約10万人の日系人が住んでおり、様々な分野で活躍されているそうです。また、日本にはペルー国籍の方が約4万8千人、そのうち約3千5百人が埼玉県にお住まいです

ペルーには毎年約5万人の日本人が訪れるそうです。ペルーを代表するものと言えば、何と言っても世界遺産でもあるマチュピチュの古代文明遺跡。いわゆる「空中都市」です。

それ以上に私たちにとってなじみ深いのは、ペルーを含む中南米は、ジャガイモやトウモロコシ、サツマイモのふるさとだということです。
ジャガイモやトウモロコシを主食とする国は多く、世界的に重要な農産物になっています。サツマイモを主食とする国は少ないようですが、日本では、「やきいも~やきいも~」と言って街の中で焼き芋が売られるくらい、サツマイモを味わうことが庶民の楽しみになっている身近な農産物です。とりわけ、本県では川越のサツマイモが特産品になっています。

このほか、ペルーと言えば、「ナスカの地上絵」が思い浮かびます。現代に至ってもなお、なぜ、あれほど大きな絵が描かれたのか、その謎が解明されていません。地上では分からない、空中からしか見えない絵が、まだ飛行機もない時代に描かれているわけですから、地球人以外の者が描いたとしか思えません。私は、宇宙人が描いたのだろうと勝手な想像をしています。