昨日に引き続き、県立博物館・美術館の御案内です。

桶川市にある「さいたま文学館」はJR高崎線桶川駅下車徒歩5分です。
県民の文学活動の拠点施設として、田山花袋(たやま かたい)や長谷川かな女(はせがわ かなじょ)をはじめ、本県にゆかりのある文学者19人の作品や資料が展示されています。
館内の図書室では「ピーターラビット」の絵本などが用意され、小さなお子さんでも楽しむことができます。

北浦和公園の中にある「近代美術館」は、今年11月に35周年を迎えます。モネ、ピカソなどの海外の巨匠から日本の現代作家まで、優れた美術作品をコレクションしているほか、ユニークなテーマの企画展を随時開催しています。
建物は、日本を代表する建築界の巨匠と言われる黒川紀章(くろかわ きしょう)氏によるデザインです。JR京浜東北線北浦和駅を下車し徒歩3分で行ける便利なところです。駐車場がありませんので、電車でお訪ねください。

「歴史と民俗の博物館」は、東武アーバンパークライン、以前の東武野田線の大宮公園駅を下車し徒歩5分のところにあります。
旧石器時代から現代に至るまでの、埼玉における歴史と民俗に関する資料が満載です。現在開催中の企画展では、縄文時代の遺跡から発掘された土器や土偶などを展示しています。
「藍染」などの伝統工芸や「まが玉」作りなどバラエティに富んだ体験ができ、子供から高齢者まで幅広い年代の方々に楽しんでいただけます。
御存じのとおり、大宮盆栽村やさいたま市大宮盆栽美術館も近くにありますので、併せてお訪ねいただければ、より楽しめるかと思います。
嵐山町にあります「嵐山史跡の博物館」は、東武東上線武蔵嵐山駅下車徒歩15分。鎌倉時代の武蔵武士である畠山重忠(はたけやま しげただ)が居住していたといわれる菅谷館跡(すがややかたあと)にあります。
鎌倉時代の館跡や戦国時代の城郭跡からの出土品や板碑(いたび)などを展示していますので、埼玉県の中世の歴史や人々の信仰を学ぶことができます。
また、館跡では季節の草花を観賞することができます。ゴールデンウイークの時期には、珍しいキンランの花に出会うことができるかもしれません。