4月12日(水曜日)のフジサンケイビジネスアイに観光競争力の記事が掲載されていました。ダボス会議で知られる「世界経済フォーラム」が2017年版の観光競争力ランキングに関する報告書を発表したそうです。

日本は前回の2015年版の9位から順位を5つ上げて、過去最高の4位に浮上しました。ちなみに、2017年版観光競争力ランキングの上位は、1位スペイン、2位フランス、3位ドイツ、4位日本、5位英国、6位米国、7位オーストラリア、8位イタリア、9位カナダ、10位スイス。このような順番です。

日本については、ビジネス客や優れた文化遺産目当ての観光客が世界中から訪れていると評価する一方、環境保全に一層の努力が求められているとしています。世界経済フォーラムは2007年から報告書を発表していますが、日本は当初20位台でした。観光立国を目指して外国人観光客を呼び込んでいる実績が評価され、順位が上がってきています。

報告書は1950年代に年間2,500万人だった世界の旅行者が、2016年には12億人に到達し、観光産業の規模は年間7兆6,000億ドル(約840兆円)と世界の国内総生産(GDP)の10.2%に達しているとしています。

この額を見ると、観光の経済への貢献度が思いのほか大きいということが分かります。東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に向けて、日本のレベルアップが更に期待されるところです。埼玉県も頑張ります。