3月12日(日曜日)にサウジアラビアのサルマン国王が来日されました。とにかくケタ外れです。
あらかじめ、サウジアラビアからエスカレーター式のタラップを持ち込んで、飛行機から降りて来られるというところから前代未聞です。

随行者は王族や閣僚など1,000人を超え、ホテルも1,000室以上予約し、ハイヤーも高級車を中心に500台チャーターし、日本の主たるVIPと会談をされ、様々な視察をされたという話であります。

今回の来日の狙いは、日本の優れた省エネ技術をはじめ、様々な技術を学び、サウジアラビアでの脱石油の国造りに生かしたいということにあるようです。
石油以外のエネルギーの開発が各国で進められています。また、石油の枯渇(こかつ)の話もあります。石油の産出量が世界で1、2位を争う国としての隆盛が半永久的に続くわけではない、ということを前提にした新しい国造りを模索されているようです。

ともあれ、とてつもない王様がこの世の中にいるんだということを改めて知ったところです。

知事の写真

3月14日(火曜日)の一打「時間意識調査」

ちょうど1年前になりますが、シチズン時計株式会社が「子どもの時間感覚」と題して、小学校4年生から6年生の男女400人を対象に、インターネットによるアンケート調査を行いました。同社では1981年(35年前)と2001年(15年前)にも同様の調査を行っており、子供の時間感覚の変化を分析しています。

(1)「ゲーム時間」が子供の生活に浸透
「ゲーム時間」を「大切な時間」と考える子供は4人に1人で、その割合は2001年調査と比べ約13ポイント増加(11.7%→25.0%)し、子供たちの生活にもはや欠かせないものになっています。

(2)「外で遊んでいる時間」は35年間で半減、テレビ離れも進む
外で遊んでいる子供は全体の約7割。外で遊ぶ時間も35年前の1981年と比べて約半分になっています(2時間11分→1時間12分)。「テレビを見ている時間」も、15年前の2001年と比べて36分減少し、4分の3になっています(2時間19分→1時間43分)。

(3)子供にとって大切な時間は今も昔も変わらない
子供たちの一日の中で大切な時間を尋ねたところ、1位「睡眠」(2001年:1位、1981年:1位)、2位「食事」(2001年:2位、1981年:3位)、3位「家族と一緒にいる」(2001年:2位、1981年:5位)と、いずれも子供の成長に大切な時間が上位に入りました。こうした行為を大切な時間と考えている意識は、調査開始以来35年経った今でも変わらないものとなっています。

(4)好きな時間は「帰宅後の自由時間」、嫌いな時間は「学校に行くまでの朝時間」
1981年と2001年の調査では、「好きな時間」のトップが午後3時頃の「学校が終わる時間」(2001年:25.6 %、1981年:25.5%)であったのに対し、今回の調査ではそれより遅い時間の「午後7時~8時」が上位にきました(午後7時:16.0%、午後8時:12.5%)。子供たちが好きな時間は、学校や塾が一段落し、自由な時間を過ごせる「帰宅後の自由時間」と言えそうです。
一方、嫌いな時間は一貫して、「午前6時~8時」の朝起きてから学校に行くまでの時間です。

(5)時間の金銭価値は一層デフレ化!15年間で3分の1以下に
1時間を幾らで買うか聞いたところ平均金額は409円でした。過去の調査との比較では、1981年は1時間=1,386円、2001年は1時間=1,294円と、調査開始以来、デフレ化が進んでいるようです。2001年からの15年間で1時間の価値は3分の1以下になってしまいました。