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11月24日(木曜日)にユッカ・シウコサーリ駐日フィンランド共和国特命全権大使が県庁にお越しになりました。フィンランドは、妊娠期から小学校に入学するまで、母子の健康チェックや育児に関する幅広い相談に応じる「ネウボラ」と呼ばれる機関を全ての自治体に設置するなど、子育て支援に極めて熱心な国です。「人生のスタートは平等に」というスローガンもあるようです。大使から伺ったフィンランドの出産・子育て支援策の中にとにかく驚いたものがありました。

フィンランドでは、赤ちゃんが生まれる世帯に祝福と歓迎のシンボルとして「育児パッケージ」という大きな箱が無償で贈られてきます。大きさはだいたい縦50センチ、横1メートル、高さ30センチくらいで、この中に育児に必要なおむつやくつ下、下着、枕、またちょっと温かくするためのおくるみ風のコートなど、もうびっくりするぐらいたくさんの赤ちゃんグッズが入っています。現物を見て驚きました。日本でも出産祝いなどで、時々、おむつや肌着などを贈ったり贈られたりすることは多いと思いますが、箱が桁外れに大きいんです。その箱自体が赤ちゃんのゆりかごと同じことができるくらいで、少々大きくなってからもベッド代わりにもなりそうな、そういうものでありました。

この育児パッケージを見て、私は、スポンサーを募って、そのパッケージの入った箱を見知らぬところの赤ちゃんに贈るという運動などはいかがかなと考えてみました。社会全体から祝福される赤ちゃん誕生、これは両親にとってとてもうれしいものだろうと思います。大使に伺ったら、金額は日本円にして数万円というようなことを言っておられました。子育てを応援したいという気持ちを持った人々と、経済的な理由などで子育てが困難な世帯をつなぐ何らかの仕組みをつくって、どんどんそういう育児パッケージを贈っていくというようなことをしたら、ある意味での新しい子育て支援になるのではないかと考えたところです。

社会全体で子育てをしっかり応援するという、そういう仕組みづくりを様々な角度から考えていくことも、まさしく少子化対策ではないかと思います。

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