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農山漁村地域で自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動は「グリーン・ツーリズム」と言われています。英国ではルーラル・ツーリズム、フランスではツーリズム・ベール(緑の旅行)などとも呼ばれ、ヨーロッパでは農村に滞在し、バカンスを楽しむという余暇の過ごし方が広く普及しています。

本県でも多くの方が関心を持っているようです。今年の7月に県が行った調査では、「あなたは『グリーン・ツーリズム』を体験してみたいと思いますか」との問いに、7割以上の方が「体験してみたい」「機会があれば体験してみたい」と答えています。中でも「観光農園での収穫体験(ぶどう狩り、いちご狩り、いも堀り等)」の人気が高く、7割強(70.6パーセント)の方が体験してみたいと答えています。豊かな自然、おいしい農産物を現地で楽しむことはもちろん、生産者との触れ合いも大きな魅力となっているようです。

本県には恵まれた自然環境と都市部に近いという地理的条件を生かして、観光農園が280か所立地しています。農園数は全国7位で、みかん栽培の盛んな静岡県やいちごで有名な栃木県を上回っています。観光農園の顔ぶれも多様で、秩父地域にはブルーベリー(6~8月)、ぶどう(8~10月)、りんご(9~11月)、いちご(12~6月)などの観光農園が数多くあり、1つの地域で一年中そのおいしさを楽しめます。

都心から近い越谷市にも観光農園があります。新しく規模の大きい、いちごの観光農園もオープンしています。東武スカイツリーラインと直結している東急田園都市線を利用し、神奈川県からも多くの方が来園しているようです。そのほかにも、梨、みかん、キウイ、じゃがいも、さつまいも、とうもろこし、栗、しいたけなどの収穫が楽しめる農園が県内各地に数多くあります。

実は、本県の野菜の産出額は全国6位、花の産出額は全国5位に入っています。全国第1位の産出額を誇るねぎ、こまつな、さといも、ほうれんそうをはじめ、多彩な農産物がごく身近で生産されています。特に11月は県内で収穫された多くの野菜や米などが店先を賑わせます。そこで、11月を「埼玉県地産地消月間」と定め、「近いがうまい埼玉産」をキャッチフレーズに県産農産物のPRに力を入れています。

意外にも埼玉県は全国屈指の農業県でもあるのです。

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